会社概要
弊社の技法によって生産された生地には自信があります。
従来のまつり袢纏(はんてん)の藍染と言えば、「色がベトベト着く。」、「1回洗うとムラムラになる。」、「丈がすごく縮む。」、「袖が短い。」等、様々な苦情がありました。弊社の技法では全て解消できます。
さらに、まつり用袢纏(はんてん)専用に糸染めの藍染生地を織っております。繊維の産地、浜松(遠州)だから生まれた技法を、染色の原点に返った糸染の藍染生地で提供させて頂きます。

糸染めの生地は、藍染めのタテ糸と藍染めの横糸と双方使用する事で、タテ方向にうっすらと縞模様のように見える事から、青縞とも呼ばれています。

特上平織
特上平織

弊社の藍染め袢纏の基本の生地です。

藍染め袢纏(はんてん)の為に研究を重ねた結果、タテ糸を双糸で(2本の糸を撚った糸)、横糸を2倍の太さの単糸を使用します。 タテ糸を頑丈な双糸にして、出来る限り糸のつなぎ目を減らす事で、藍の糸染めのネックであった織りキズを最小限に減らす事が出来ました。

また、まつり袢纏(はんてん)が故に、激しい動きに耐えるよう織り組織は極めてシンプルな平織にし、打ち込み本数を一般的な衣料用に比べ多くしました。

彪藍(ひょうらん)織
彪藍(ひょうらん)織

タテ糸・ヨコ糸共に特上平織と同じ糸を使用し、横糸だけ所々本数を増やした生地です。

横糸を増やした事で、生地の巾全体に所々できた横畝(ヨコウネ)が「彪」と言う漢字の虎の縞の様に綺麗な縞と事から「彪藍(ひょうらん)織」と呼ばれます。

青縞のタテ方向の縞に加え、洗えば洗う程、横畝(ヨコウネ)が浮かびあがります。

藍梨(あいり)織
藍梨(あいり)織

タテ糸・ヨコ糸共に特上平織と同じ糸を使用し、織り方に変化を付け柔らかい風合いの生地です。 梨地の様な表面から藍梨(あいり)織と呼ばれます。

青縞のタテ方向の縞に加え、洗えば洗う程、ガサガサとした細かい模様が浮かびあがる生地です。

+/-(とうばん)ツムギ織
+/-(とうばん)ツムギ織

印染めの業界で綿ツムギと言われている生地に近く10番手のスラブ糸を横糸に用いた事から漢数字の「十」に単糸の綿ツムギを混ぜ合わせた事により「+/-(とうばん)ツムギ織」と言われます。

タテ糸は特上平織と同じ糸を使用し、横糸にスラブ糸を使用しています。青縞のタテ方向の縞に加え、洗えば洗う程、スラブ糸の節の部分が浮かびあがります。

「彪藍(ひょうらん)織」は、生地の巾分だけ横畝になっています。この「+/-(とうばん)ツムギ織」は「彪藍(ひょうらん)織」と違い、節の部分の5cm程度の横畝がランダムに表れるのが特長です。

一重織刺子(ひとえおりさしこ)
一重織刺子(ひとえおりさしこ)

数種類の異なる太さの糸を使用し、従来の刺子のイメージである「堅くて重い」とは違う、しっかりとしていながら身体になじむ、想像より軽い印象の生地です。

表面だけ刺子という事で、一重(ひとえ)から一重織刺子(ひとえおりさしこ)と呼ばれます。

青縞のタテ方向の縞に加え、洗えば洗う程、刺子の部分が浮かびあがります。